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目上の人に『お大事に』を伝える敬語表現とは?類語やメールでの返答例文も紹介!

多くの人が、体調を崩した方に対して「お大事に」と伝えるシーンがあるのではないでしょうか。
しかし、これがビジネスの場で相手が体調不良である場合にも、適切な敬語なのかどうか疑問に思う方もいるかもしれません。

本記事では、ビジネスシーンで体調を気遣う際の言葉遣いについて説明します。また、メールでの返信例も紹介しますので、ぜひご覧ください。

 

 

「お大事に」は目上の人に使っても大丈夫?敬語としての正しい使い方を紹介!

「お大事に」は、「お大事にしてください」の省略形で、「お元気になるように」の願いを込めた日本語の表現です。これは通常、相手が病気や怪我で苦しんでいるとき、回復を心から願う際に使われます。

目上の人に対して、「お大事になさってください」という表現を使うと、より敬意を示すことができます。「大事にする」が敬語の「大事になさる」に変わることで、相手への尊敬がより強く表現されます。

また、ビジネスシーンや公式な場面では、「お大事になさってください」を単独で使用するよりも、会話の文脈に応じた敬語を付け加えることが重要です。

例えば、上司やクライアントに対しては、「ご体調が早く回復されますように」のように、相手の立場や状況に応じた言葉選びが求められます。また、病気や怪我について話すのが難しい場合は、適切なタイミングで心配や配慮を示すことも重要です。

「お大事になさってください」の例文

上司が体調を崩した場合

「先日はお疲れ様でした。お聞きしたところ、少し体調を崩されているとのこと、大変心配しております。どうか無理をなさらず、お大事になさってください。早くお元気になられることを心よりお祈りしています。」

クライアントが怪我をした場合

「昨日の電話で、ご怪我をされたと伺い、非常に驚いております。事業についてはこちらで適切に対応しますので、ご心配なさらないでください。まずはご自身の回復が最優先ですので、十分にお大事になさってください。」

 

「お大事になさってください」に対する返答例を紹介!

「お大事に」という気遣いの言葉を受けた際の返答は、まず、感謝の意を表明することが基本です。

さらに、休養により周囲に迷惑をかける可能性がある場合は、その点について謝罪を含めると良いでしょう。仕事への復帰予定がある場合は、復帰日や必要な引継ぎ事項について触れることが重要です。

「お大事に」への返答例
▼基本的な返答
「お気遣いありがとうございます。しっかりと休養を取らせていただきます。」

▼迷惑をかける場合の返答
「お心遣いに感謝いたします。ご迷惑をおかけしてしまい、申し訳ございません。できる限り早く回復して、業務に復帰したいと思います。」

▼復帰予定がある場合の返答
「お気遣いいただき、ありがとうございます。×月×日には復帰する予定です。その間の業務に関しては、〇〇に引き継いでおりますので、ご安心ください。」

 

返答としては、感謝の意を示し、必要に応じて復帰の予定や業務の引継ぎについて触れることが望ましいです。

シーンに合わせて適切に使い分けましょう。